はじめに
どの広告媒体でも独自のレポート機能はありますが、分析出来る内容が限られていることが多いですよね。一方、facebookの運用のためのツールは、国内でもいくつか出ていますが、どのツールも費用が高いのが難点です。
そこで今回は、安くfacebookの運用を行うための導入方法をご紹介します。テンプレートが準備されているので、数分間の設定が終われば、すぐに分析画面を構築することができます。
supermetricsというサービスをを利用します。また、ダッシュボードとしてGoogle data portal(旧google data studio)を利用します。下のようなものがすぐに構築できます。
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取得元サービス:Googleマイビジネス、instagram, facebook, tik tok, twitterなど
2. supermetricsとは
supermetricsを使えば、様々なサービスへと接続してデータを収集し、googleスプレッドシート等にて分析を行うことができます。収集元のデータソースとしては、facebook、twitter, google adwords, instagramなどを始めとして多数あり、豊富に取得ができます。
一方、データの出力先には、googleスプレッドシートの他にも、microsoft excelやgoogle data portal(旧google data stuio)が可能です。
気になる費用ですが、利用方法によって異なってきます。2021年5月6日時点では、接続するデータソースが1つ、そのデータソースのアカウントが1つの場合、月47ドル、約5000円程度で済みます。国内のサービスですと10万円を超えるサービスもあることを考えると、非常に安く済ませることができるのではないでしょうか?データソースの数に応じて加算されますが、それでも他ツールと比べると、費用はかなり抑えることができます。
14日間の無料期間が設けられているので、早速試してみましょう!今回は、facebookをgoogle data portalで分析する方法をご紹介致します。supermetricsでは、facebookのデータは以下のように
facebook インサイト
facebook 広告
facebook 公開データ
facebook オーディエンスネットワーク
の4つが取得可能です。
今回はfacebook広告であるfacebook adsのデータを取得します。supermetricsは英語なのが難点ですが、本記事に従って進めていけば、簡単です。数分で運用が開始できます。また、一度設定を行っておけば、自動で定期的にデータは取得されるので、便利です。
3. インストール
それでは進めていきましょう。まずはsupermetricsのサイトを表示します。
下のように「Start free trial」ボタンを押します。
次の画面で、データソースを選択する画面になります。ここで「Facebook Ads」を選択します。
選択後、もしGoogle data portal(data studio)にログインしてなければ、ログイン画面が表示されますので、ログインします。次に、以下の画面がでるので、「承認」をクリックします。
クリック後、data portalで使用するアカウントを選択します。
次に、Supermetricsに接続を許可するかどうか尋ねられますので、「許可」をクリックします。
すると、下の画面が表示されますので「承認」をクリックします。Facebook Adsからデータを取得するという意味ですね。
クリック後、以下の画面が表示されます。「Continue with Facebook」ボタンをクリックします。
すると、連携させるFacebookのアカウントを選ぶ画面が表示されます。利用するFacebookのアカウントを選びます。
次の画面で、Supermetricsからアクセスできるページを設定します。下の画面ではどのページにもチェックされていませんが、御利用の際には適宜チェックをして下さい。
以下の画面で、Supermetricsに許可するアクセス内容を設定します。Supermetrics経由で分析するためのデータが取得出来る設定になっていないと、正しく分析ができないかもしれないので、こちらはそのまま、全て「はい」にしておきましょう。
次に、以下のように完了の画面が出ますので、OKボタンを押して完了です。これでSupermetricsとFacebookの接続が完了です。
では次に、パラメータの設定を行います。以下のような画面が出てきます(画像をクリックで拡大できます)。
では、一つづつ進めましょう。
Select accontsでは、接続するFacebookのアカウントを選びます。右側のチェックをオンにすれば、レポート上でアカウントが変更できるようになるのですが、ここではシンプルに進めたいため、左側は、既に接続済みのアカウントにし、右側はチェックを外しておきましょう。利用に慣れてきた時に、分析の環境に応じて調整して下さい。
次のConversion windowは、Facebookでのアトリビューション設定です(アトリビューションの説明についてはここでは省きます)。現状の分析に応じて設定して頂ければと思います。ここではデフォルトの7d clickを選択します。右のチェックボックスは、御利用の必要性に応じて設定頂ければと思います(チェックボックスは次も同様)。
次に、「report time of conversion status」を設定します。これは、コンバージョンした場合の日付をインプレッションベースで見るか、コンバージョンベースで見るか、の設定です。デフォルトのOn conversion dateを設定しておきます。
次に、タイムゾーンの設定をします。以下の画面ではTokyoを選択してます。こちらは、変更する必要はない事が多いと思いますので、右のチェックはオフにしておきましょう。
最後に、「Use account attribution setting」ですが、こちらはオンにすると、アカウントレベルでのアトリビューション設定が適用されます。今回はオフにしておきます。
設定が終わりましたら、右上の接続ボタンを押します。
ここで、もし先程の設定で、一つでも右側のチェックをオンにしておくと、以下の画面が表示されますので、「許可」を押します。全てオフの場合は表示されません。
すると、取得できるデータの一覧が表示されます。こちらがfacebookから取得出来るデータの一覧となります。沢山ありますね。ここでは、特に変更せず、右の「レポートを作成」ボタンを押します。
ポップアップが出ますので、「レポートを作成」ボタンを押します。
お疲れ様でした。これで完了です。すると、facebookの分析用の設定画面がテンプレートにより出来上がっていると思います。レポートとして閲覧するには、右上の「表示」を押せば、表示用のレポートが出力されます。現状の傾向が見やすく描画されたグラフが表示されていると思います。
4. 最後に
今回はfacebookのみの説明でしたが、予めfacebook以外のデータソースも接続しておくことで、1つのレポート内に、facebookだけでなく、twitter、instagaramや、google広告のデータも表示させることが可能です。ぜひ活用して下さい!